店舗の内装の種類や必要な費用について

店舗内装を行う際には壁や床や水回りなどを検討する必要があり、デザインは、店舗のサービスや雰囲気により異なることになります。居抜き物件を利用すると費用を安くすることができます。工事見積もりは複数の業者について行うことが大切です。
お店の経営が上手くなる為には、まずは店に入りたいという風に思ってもらう事が大切です。また、店舗のコンセプトを分かりやすい様に表現することも重要です。どの様にこのようなことを実現するかという事については、幾つかの考えるべきポイントが有りますので、それを押さえておく必要があります。その際にも、予算との兼ね合いがどうなるかという事を検討し続ける事が大切です。

店舗内装の種類について

店舗内装

店舗の目的は、お客様を呼び寄せ店内で商品を買ってもらうということです。従って、店内はお客様が入りたいような雰囲気を醸し出す必要があります。そのために、特に人が目に付くところについては、店舗のコンセプトにあったようなものにしなければなりません。店舗のテーマを強く感じられるような様々な内装が求められることになります。そのような内装の種類については、目に付くところということでいくつかあげることができます。

まず目に付くところに壁があります。人はまず部屋に入ると壁を見ることになります。したがって内装には、壁に装飾されたクロスや壁などというのが重要なものとなってきます。もう少し詳しく言うと、独特の雰囲気を持つクロスや壁紙を貼ることによりそのお店の雰囲気というものをわかってもらえるようにするということです。

次に内装で気をつけるべきところには、床のフローリングがあります。店に入ってまず見るのは壁のクロスや壁紙などですが、その次に見るのが床になります。床も大切な演出のためのものであるというふうに考え、店のコンセプトにあったような内装にすることが大切です。特に以下の場合には、どのような素材を使うかということも大切になってきます。フランス料理などエレガントな雰囲気を出したい際には、大理石を思わせるようなタイルなどが好ましいと言えます。野趣あふれるようなお店の雰囲気であれば、ログハウス風の素材を生かした床を作るということもあります。

さらに内装として気をつけるべきところには、水回りや火を使う所であれば調理場まわりということがあります。水回りには、調理場などの場所だけでなくトイレなども含まれます。お店に入っていい雰囲気だったのに、トイレに入ってがっかりしたという風にならないようにしたいものです。

店舗内装に必要な費用について

店舗内装

内装の費用を考える際には、その物件が居抜き物件なのかスケルトン物件なのかで状況が変わってきます。居抜き物件であれば、前の人が残していったものを上手に利用するということで費用を節約することが可能になりますが、そのぶん新たなデザインが難しくなります。既に形があるものがそこに存在するので、それをうまく取り込んで自分のテーマに合ったものにしなければなりませんのでデザインが大変になってきます。

内装費用については、店舗の広さや先ほど述べたような居抜き物件かスケルトン物件かで変わってきます。さらに、特に人と変わったデザインを強く打ち出したいという場合にはさらに費用がかかってくることになります。なぜならば、多くの様々な内装工事品は多く利用されるようなものが大量に出ますので格安になってくるからです。

居抜き物件の場合の内装工事費用の目安としては、一坪あたり30万円程度と言われています。スケルトン物件に比べて、大枠の構造を変えないということになればこのくらいの値段でできます。経費が節約できるのは、居抜き物件ではすでに大体の形のレイアウトが残っているからです。ただこれを全部変えてしまうとなると話はまた変わってきますので、費用としてはより高額になってきます。

スケルトン物件の場合の内装工事の目安額としては、一坪あたり60万円程度と言われています。スケルトン物件の場合には、部屋という空間以外はほとんど何もない状況ですので、全てのものを作っていかなければならないためにこのような値段になります。ただ、ゼロから店を作るということで自分のコンセプトを強く押し出したような店舗を作ることができるという利点もあります。

店舗内装のデザインを決めるときのポイント

店舗内装

店舗内装のデザインを決める際に重要なポイントは二つあります。この二つをきちんとデザインで表現することができれば、来店した人が十分にお店のコンセプトをわかってもらえるようになります。この二つのコンセプトはちぐはぐな場合には、そのお店は強く違和感が覚えられ居心地が悪いところとなってしまいます。そのような事で、デザインを決める際には十分にこの二つのポイントを考えておく必要があります。

デザインを決めるときに大切なポイントの第1番目に考えておくものとして、そのお店がどのような内容のものを提供するかということです。例えば、インド料理などを提供しようということであれば、そのようなものにそった内装にする必要があります。日本料理を提供しようということであれば、畳などで演出するなどということもあるわけです。提供するものに沿った内装デザインということは大変重要です。

もう一つのポイントは、お店の雰囲気をフォーマルなものにするかそれとも気軽なものにするかということです。これはお店の経営方針などにも関係してきますので、十分な検討が必要になってきます。フォーマルな雰囲気でサービスを受けるようにするのであれば、内装などもある意味で芸術的な雰囲気を醸し出すような配置したり、壁紙で表現したりします。逆に気軽に楽しめるような雰囲気にしたいのであれば、壁紙に子供が絵を描いたようなデザインや田舎などの様子を写真のようにしたものをクロスとして貼り付けるというようなこともできます。草原などをイメージするのであれば、フローリングなどもそのような雰囲気が満たされるようなものにするのが良いでしょう。

店舗内装費用を予算内に抑えるためのコツ

店舗内装

店舗の内装工事を行う際に、資金的に大変余裕があるということはあまりありません。ある程度限られた予算建てをして、取り組む必要が出てきます。そのような際に考えなければならないのが、いかにしてその雰囲気を崩さずに費用を削減するかということです。場合によって様々な事情がありますので、一概にこうすればいいということは言えないのですが、およその方針のようなことはまとめることができます。

まず考えておくべきこととして、居抜き物件を利用するということです。居抜き物件ですでに設置されている様々なものを活用し、その上に自分のコンセプトを固めていくことによって店舗のテーマというものを決めていくやり方というのが工事費を安く抑えるコツです。完全に最初からデザインするわけではないので、全く自分の思うとおりとはいかないかもしれませんが経費のことを考えるとまずこのようなことを検討する必要があります。

次に考えるべきこととして、内装の工事について高級感が出るようにするとどうしても高額になってしまいますので、目につかないところには費用をかけないというような、メリハリをつけた装飾を行うということも大切です。また、可能であるのならばリサイクルなどを活用するということも重要です。上手に活用すれば、アンティークな装飾品などについてはむしろ重厚感が出て良いという風にもなります。

最初に内装業者を選ぶ際に、いくつかの会社に見積もりを依頼するというのも大切なことです。そのような際には、内装業者がこれまでどのようなことをしてきたかということについてホームページなどで調べることにもなりますので、工事業者の得手不得手や複数の業者の中でどこが費用が安いかということも分かります。

店舗の内装を行う際には、壁や床や水回りなどに関して重点的に検討を行う必要があります。デザインには、どのようなサービスを提供するのかお店の雰囲気をどうするかということが大きく関わることになります。費用を安く抑えたいのであれば、まずは居抜き物件を考えることが大切です。工事の見積もりついては、複数の業者で検討を行う必要があります。